Garry Winogrand (Metropolitan Museum, New York: Exhibition Catalogues)

Yale University Press, 2013

Garry Winogrand(ゲイリー・ウィノグランド)


ゲイリー・ウィノグランド(1928-1984)は戦後のアメリカ人の日常生活をパーソナルな視点で撮影した写真家と知られています。1967年にニューヨーク近代美術館で開催された「ニュードキュメンツ」展に、ダイアン・アーバス、リー・フリードランダーとともに参加して高い評価を受け、いまでは20世紀で最も重要な写真家の一人と広く認識されています。

本書は、サンフランシスコ近代美術館で2013年3月より始まったウイノグランドの大規模回顧展開催に際して刊行されたものです。
彼の多くの代表作は60年代のニューヨークで撮影されています。一方で、彼は熱心なトラベラーでもあり、カリフォルニア、テキサス、マイアミ、シカゴなども精力的に旅しています。彼のモチーフは、富と権力、ストリートの見知らぬ人、反戦活動家、政治家、空港、動物園など多岐にわたります。戦後の楽観と激変の激しい社会の揺れ動きの中で撮影された写真には、アメリカ人の精神の不安定さの裏側の現れとして、ユーモアと写真エネルギーが見られます。
回顧展のゲスト・キュレーターで写真家レオ・ルビンファインは 「戦後アメリカの中間層の生活に対する希望と高揚感がウィノグランドが感情的に伝えたかったことの半分を占め、残りはその感情を打ち消す感覚だった」と語っています。
彼が56歳で突然亡くなった時、数千本もの未現像フィルムや未編集のコンタクトシートが残されていました。 回顧展ではそれらから約100点が初めてセレクションされています。

ハードカバー: 448ページ、サイズ29.5 x 25.7 x 4.6 cm、代表作、未発表作など約460点のモノクロ図版が収録されています。

ゲイリー・ウィノグランド プロフィール