Girls in the Windows:
And Other Stories

powerHouse Books, 2013

Ormond Gigli(オルモン・ジグリ)


オルモン・ジグリ(1925-)は40年以上に渡る輝かしいキャリアを持つ米国ニューヨーク出身の写真家です。1950年代に、ポートレート、ダンス、演劇の写真で成功し、その後、タイム誌、ライフ誌、パリ・マッチ誌、ザ・サタディ・イーブニング・ポストなどのカヴァーや編集ページを手がけています。彼が手掛けたポートレートの被写体には、
ソフィア・ローレン、アニタ・エグバーグ、マルセル・デュシャン、ジョン・F・ケネディー、ジーナ・ロロブリジーダ、ローレンス・オリヴィエ、マレーネ・ディトリッヒ、ダイアナ・ヴリーランド、マイルス・デイヴィスなどがいます。
彼は被写体からの信用が厚く、非常に親しみのある表情を引き出していました。さらに1970年代~80年代にかけては活動の場を広告写真界にまで広げています。彼は、フォトジャーナリストというよりも映画監督のスタンスで写真に取り組んでおり、創造的で、ときに面白みがあるイメージを作り上げていました。

ジグリの代表作は本書のカヴァー作品の"Girls in the Windows"(East 58th Street、1960年作)です。これは彼のニューヨークのスタジオの前にあった解体予定の古い石作りのビルの窓に43名の女性を配置して撮影されたもの。動員されたのは、モデル、友人、彼の奥さんや現場監督の奥さんも含まれていたそうです。
撮影は解体工たちが昼休みの間に行われたとのこと。多くの人は本作はファッション写真の仕事だと信じていましたが実は偶然に生まれた彼のプライベートな作品でした。

本書には、彼のポートレート、ファッション、舞台、ダンス、映画とともに、あまり知られていないフォトジャーナリスト作品、旅行写真が多数収録されています。多くは雑誌等に掲載されて以来の紹介になります。
ハードカバー: 252ページ、サイズ33.8 x 29 x 3.2 cm。