Burtynsky Water

Steidl, 2013

Edward Burtynsky(エドワード・バーティンスキー)


エドワード・バーティンスキー(1955-)は、産業化により変貌する風景をテーマにしているカナダ人アーティスト。
一般人には縁がない採掘場、スクラップ堆積場、炭鉱、精錬場などを撮影することで、 現代消費生活がそれらと深く関わっていることを提示。彼の作品は、消費のための物質を自然界に依存する一方で、地球汚染を気にかけるという人類のジレンマが表現されています。
2004年~2006年にかけての中国でのプロジェクトでは、現地で行われている壮大な近代工業化の痕跡とその影響を撮影。長江中流地域で行われた世界最大の三峡ダムや、巨大工場、都市部の巨大再開発などがテーマになっています。

本書は「水」がテーマのバーティンスキー最新作。ドキュメンタリー映画「Watermark」、写真集刊行、美術館、ギャラリーでの作品展による同時プロジェクトです。水がなければ生命は存在しません。本作では水がどこから来て、人間がどのような方法で使い、割り当て、消費するかが世界中で撮影されています。
バーティンスキーはさらに水資源のインフラも探求、中国内陸部における巨大な水力発電ダムと水田、アメリカの巨大灌漑システムと水産養殖の利用なども取り上げています。時に空中から撮影される絵画的、抽象的なカラー作品は、地球上に文明を開花させることに水資源が重要な役割を果たしてきたことや、人類の未来はいまや次第に貴重になりつつあるこの資源の日々の取り扱いにかかっていることを示唆しています。

ハードカバー: 225ページ、 サイズ29 x 36.1 cm、カラー図版約 114点を収録。