The Unknown Berenice Abbott

Steidi, 2013

Berenice Abbott(ベレニス・アボット)


ベレニス・アボットは非常に多彩な20世紀の写真家で、彼女の作品はキャリア初期の1925年から出版されてきました。アボットの代表作は1920年代のパリのポートレート、1930年代の変わりゆくニューヨークのドキュメント作品です。しかしどの偉大な作家にもありがちですが、その業績はキャリアの一部の時期のみに集中しています。
アボットのキャリアの中では、あまり知られていない作品群が数多く残されています。特に1929年から35年と、1940年から1959年の時期です。その理由は、商業的に出版社にアピールできなかったこと。また本人も不況で収入が不安定だったことから発表する余裕がなかったのです。彼女は1950年代に幾度も出版社にプロジェクトの売り込みを行いましたが、全て断られたそうです。
本書はこの状況を変え、あまり知られていない優れたアボット作品を広く知ってもらうために企画されました。内容は以下の5巻で構成されています。"U.S. 1, U.S.A." はモータリゼーションの広がりを意識して1954年にU.S.ルート1を旅した時の作品。ロバート・フランクの"アメリカ人"を予感させます。

1."New York-Early Work 1929-1931"
2."The American Scene, 1930-1935"
3."Deep Woods, 1943 and 1967"
4."Greenwich Village"
5."U.S. 1, U.S.A."

ハードカバー: 全1244ページ。サイズ22.4 x 18.8 x 2 cm、限定2000セット、モノクロおよび実験的カラー作品を含む多数の図版を収録。


ベレニス・アボット プロフィール