The Seventh Dog

Phaidon Press, 2014

Danny Lyon(ダニー・ライアン)


ダニー・ライアン(1942-)は米国で最もオリジナルで影響力のある写真家です。1960年代前半に南部の公民権運動を撮影。70年代にかけて価値観が激動するアメリカ社会をテーマに撮影するようになります。アウトローのバイカーがテーマの、"The Bikeriders"(1968年)、テキサスの刑務所で取り組んだ、"Conversations with the Dead"(1971年)などでは、被写体と深く関わりながらコミュニティーの内側から撮影。これらのプロジェクトは、 いまでは写真によるニュー・ジャーナリズム作品として高く評価されています。
彼の撮影スタイルは、ナン・ゴールディンなど多くの次世代写真家に影響を与えています。

本書はすでに70歳を超えたライアンの約50年のキャリアを本格的に回顧するもの。タイトル"The Seventh Dog"は、作家ジム・ハリソンの「人はだいたい犬より7倍ゆっくりと死ぬ」から引用されているとのこと。アーティストによるオリジナルフォトブックを意識した編集とデザインで、カラー・モノクロ写真、本人の文章、オリジナル・コラージュ、手紙、ドキュメントが紹介されています。
彼の写真による旅は最近の"Occupy"(2011年)や"Indian Nations"(2002年)に始まり、 60年代~70年代にかけてのクラシック作品へと展開していきます。表紙のカヴァーもライアン自身が担当、エッセーはホイットニー美術館のElisabethSussmanによるものです。

ハードカバー: 240ページ、サイズ 28.6 x 28.6 x 3.2 cm、
未発表を含む約200点を収録。

ダニー・ライアン プロフィール