David Lynch: The Factory Photographs

Prestel, 2014

David Lynch(デヴィッド・リンチ)


デヴィッド・リンチ(1946-)はアメリカ出身の映画監督、アーティスト、ミュージシャンです。
本書には、彼が1980年代~2000年までにベルリン、ポーランド、ニューヨーク、イングランドなどの工場の外部と内部をモノクロで撮影した作品を収録。2014年の1月にロンドンのザ・フォトグラファーズ・ギャラリーで行われた展覧会に際して刊行されています。
リンチの映画では産業化が重要なテーマでした。彼は映画の撮影場所を探す過程で、稼働中また廃業した工場の写真を撮り始めます。迷宮の通路、朽ち果てる壁面、ひび割れた窓、工業廃棄物、砕岩の山など、いたるところにリンチの世界の特徴が見られます。ダークで美しく、また神秘的で謎めいたシュールな写真は、彼の達成した力強い映画の世界に近い雰囲気といえるでしょう。それらの工場は過去の産業時代における、リンチの映画に登場する脳裏に焼き付いて離れない大聖堂と同様のものなのです。

ハードカバー: 203ページ、 サイズ 2.5 x 26 x 29.8 cm、
約160点の図版を収録。