Stephen Shore:
From Galilee to the Negev

Phaidon Press, 2014

Stephen Shore(スティーブン・ショア)


ウィリアム・エグルストンとならび、ニューカラーの代表写真家であるスティーブン・ショア。アンドレアス・グルスキーなどの現代アート系アーティストに影響を与えたことで知られています。彼は8x10インチの大判カメラで、何気ないアメリカン・シーンをカラー撮影。1982年に名作「Uncommon Places」を発表しています。

本作はスティーブン・ショアによる、タイトル通りにパレスチナ北部地方のガリラヤからネゲブを撮影したもの。イスラエルとヨルダン川西岸地帯のウエストバンクの複雑な現代文化と、果てしなく続く歴史の積み重ねに対するヴィジュアルによる問いかけです。地理ごとに配列されたショアーの写真は、ヘルモン山の北から、テル・アビブ、ガザ国境、エルサレム、ウエストバンク、ネゲブから紅海までの、美しいが矛盾をはらんだこの地の生きたポートレートを作り上げています。
本書の収録写真はほとんどが未発表作です。見過ごされがちな日常生活の中の些細なシーンにも注意を払っており、公共の掲示板のはがれかけたポスターや店先の落書き、発掘途中の考古学的遺跡を撮影しています。ショアの写真に触発されたYotam Ottolenghiやニューヨーカー誌のJane Kramerなどの著名執筆者によるエッセーも収録。

ハードカバー: 224ページ、サイズ 34 x 30.2 x 2.5 cm、カラー249点、
モノクロ24点の図版を収録。

スティーブン・ショア プロフィール