England / Scotland 1960

Steidl, 2014

Bruce Davidson(ブルース・デビッドソン)


長らく絶版だったブルース・デビッドソン(1933-)の人気写真集「England / Scotland 1960」の待望の改訂版です。オリジナル版は2005年にSteidl社から刊行されています。

デビッドソンの代表作は、1959年エスクワイヤー誌に掲載され、その後に写真集にまとめられたブルックリン・ギャングシリーズ。悪名高いブルックリン・ストリートギャング"Jokers"のフォト・ルポルタージュは極限の緊張状態のなかで行われました。
撮影終了後、彼は何かの気分転換が必要だと自覚します。そして1960年、ネヴァダ砂漠で制作されていたジョン・ヒューストン監督の映画“荒馬と女”に出演中のマリリン・モンローを撮影する仕事を引き受けます。それに続いて、ジョセリン・スティーブンス(Jocelyn Stevens)が手掛ける英国のライフスタイル雑誌“クィーン”の仕事で英国を訪れます。同誌はデビッドソンに特に明解なテーマを与えることなく、英国とスコットランドのポートレートを依頼。彼は約2ヶ月間に渡って撮影旅行を行います。当時の英国は、60年代に社会が大きく変貌する直前で、戦後の階層社会の面影がまだ残っていました。彼は当時の社会的、経済的に都市と地方とで分断されていた社会文化状況とその雰囲気をパーソナルな視点で撮影しています。当時はカメラや写真の役割が一般の人々にはあまり知られていなく、ほとんど抵抗されることなく自由に撮影ができたそうです。彼は当時の英国のシンプルさと伝統的な美しさに魅了され、その中でも特に北スコットランドが気に入ったそうです。

ハードカバー: 144ページ、サイズ29.8 x 29 x 1.6 cm 、
モノクロ図版多数を収録。

ブルース・デビッドソン プロフィール