Anders Petersen: Rome

Walther Konig, 2014

Anders Petersen(アンデルス・ペーターセン)


アンデルス・ペーターセンは(1944-)は、スウェーデン出身のドキュメンタリー写真家。彼は被写体が誰であっても、つねに情と暖かさがあふれた眼差しを向けて写真撮影することで知られています。キャリアを通して数多くのフォト・ブックを出版しており、特に1967年から1970年にかけてハンブルグで撮影された「Cafe Lehmitz」が有名です。
ペーターセンは、1980年代中ごろからローマ市を何度も訪れてを撮影しています。2005年には、彼はジョゼフ・クーデルカ、アレック・ソス、グラシエラ・イトゥルビデなどが選ばれている「ローマ・コミッション(Rome Commission)」に招待されます。これは2003年に開始されたもので、毎年世界的な写真家が選ばれてローマ市を自由な解釈で撮影するプロジェクトです。
2012年に彼はふたたびローマ市に向かい、同地を短期間だけ訪れていた恋人のジュリアを撮影しようと決めます。

本書は彼女のポートレートから始まり、あまり知られていないモニュメントや脇道と、そこでのクルマ、バー、市民らの幅広い探究へと発展していきます。また彼は以前に撮影した場所を再訪しており、それらは明らかに人間の宿命を意識していると思われます。全作が小さく目立たないカメラで、わずか1週間の間に撮影されています。
本書はペーターセンのローマ愛の頂点とよべる魅力的な作品群といえるでしょう。

ペーパーバック: 112ページ、サイズ 1.3 x 25.4 x 30.5 cm、
約85点の図版を収録。