William Eggleston:
From Black and White to Color

Steidl, 2014

William Eggleston(ウィリアム・エグルストン)


ウィリアム・エグルストン(1939-)は、シリアス・カラー写真の父と呼ばれる米国人写真家です。シャープ・フォーカスで色彩豊かなアメリカ南部土着の風景や人々の生活を、大型カメラを使用しカラーで撮影しています。1976年ニューヨーク近代美術館(MoMA)でジョン・シャーカフスキー企画の写真展「ウィリアム・エグルストン・ガイド」で鮮烈なデビューを飾ったことで知られています。

1950年代の後半、エグルストンはヘンリ・カルチェ=ブレッソンの写真集「The Decisive Moment」に魅了されて、モノクロ35mmフィルムで地元メンフィス周辺の撮影を開始します。彼は、その当時を振り返り「完全な偽物以上のカルチェ=ブレッソンの写真を撮影するようなことしか想像出来なかった」と語っています。エグルストンはその後、スーパーマーケット、ダイナー、サービス・ステーション、自動車、プラスチック製品、空間に佇む人物などで特徴づけられる日常のアメリカン・シーンをカラーで撮影する独自スタイルを発展させます。

本書には、1960年代にカラー写真を開始した時の、進歩、破壊そしてとりわけ革新性を指し示す極めて特別な未発表作品が含まれています。また彼の初期モノクロ作品には、天井、食べ物、空っぽの空間、待ちの場面や、斬新なレイアウト・トリミングなど、いまと同じような強迫観念と繰り返されるテーマを発見できます。カルチェ=ブレッソンからの影響や、エグルストンのキャリアがどのように始まったを知ることができるファン必携の1冊です。

ハードカバー: 約192ページ、サイズ 16.7 x 22.6 cm、
多数の図版を収録。

ウィリアム・エグルストン プロフィール