Aaron Siskind:
Another Photographic Reality

Univ of Texas Pr, 2014

Aaron Siskind(アーロン・シスキンド)


アーロン・シスキンド(1903-1991)はニューヨーク生まれ。1930年代から独学で写真を始め、写真グル―プ・フォトリーグの前身となるフィルム・アンド・フォト・リーグに参加し、ドキュメント作品を制作します。その後、関心は平面のなかに含まれたグラフィカルなメッセージに転換していきます。
シスキンドによる、写真自体をテーマにした抽象作品は、現代写真界とともに、抽象表現主義アーティストのウィレム・デ・クーニング、フランツ・クライン、ロバート・ラウシェンバーク等にも影響を与えています。全作品は、それらの分類が難しいほど独創的です。しかし、いままではそれに十分に値する評価を受けてきませんでした。

本書はこの過小評価されている写真家のキャリアを本格的に回顧する初めての写真集です。内容は「1932-1941:The early years:documentary photography and the photo league」、「1940s-1950s:From Formalist to abstruction」、「1960s, 1970s,1980s:The traveling years: Places and Cities」で構成。いままでほとんど紹介されなかったキャリア初期の貴重な"Harlem"や"Bucks County architecture"などの
シリーズも含まれています。
紹介文は、現代アメリカ写真の専門家ジル・モラ(Gilles Mora)、テキストは評論家・写真家のチャールズ・トラウブ(Charles Traub)が担当しています。本書は、Center for Creative Photographyの持つ作品アーカイブと、アーロン・シスキンド財団の協力の上で実現。この仕事により、アメリカ写真界において重要な役割を果たしてきた偉大な写真家のいままで未探求だった仕事の空白部分が埋められることになりました。

ハードカバー: 200ページ、サイズ 25.4 x 2.5 x 30.5 cm、
約150点の図版を収録。

アーロン・シスキンド プロフィール