Vivian Maier: A Photographer Found

Harper Design, 2014

Vivian Maier(ヴィヴィアン・マイヤー)


ヴィヴィアン・マイヤー(1926-2009)は、アマチュア写真家として約40年間にわたり約10万枚以上の写真撮影を行ってきました。しかし彼女は作品を展示や出版せず、それどころか他人に見せることもほとんどありませんでした。2007年シカゴの歴史家ジョン・マーロフにより再発見され、死後の2011年に写真集"VivianMaier: Street Photographer"がpowerHouse Booksから刊行されたことからその存在が多くの写真ファンに注目されます。
彼女のストリート写真は、ヒューマニストの視点とともに、高いレベルの、美しさ、感動、痛烈なユーモラス精神を持っていました。戦後アメリカの都市文化の断片が鋭く切り取られていた収録作品は数多くのメディアに絶賛されます。50年代の写真はシド・グロスマン、ヘレン・レヴィットとの類似性、60~70年代の作品はロバート・フランクダイアン・アーバスゲイリー・ウィノグランドリー・フリードランダーからの影響が見られます。いまでは彼女のアート性は高く評価され、欧米の美術館やギャラリーで数多くの写真展が開催されています。

本書は彼女の死後に刊行された5冊目の写真集です。ジョン・マーロフの資料の調査がすすんだことで、いままでで最も包括的かつ豊富な内容になっています。
50年代初頭から70年代後半にかけて、ニューヨーク、シカゴや各地旅行先で撮影された作品群を紹介。多くは未発表作で、一部作品は生前には未現像のフィルムからセレクションされています。
テキストは、キュレーター、文筆家のマーヴィン・ハイファーマン(Marvin Heiferman)が担当。彼は"マイヤーの写真、映像、テープは、世界での経験の記録こそが、彼女がそこに生きる行為だったことを伝えている"と語っています。

ハードカバー: 288ページ、サイズ 3.2 x 27.3 x 30.5 cm、
約235点のモノクロ・カラー作品を収録。

ヴィヴィアン・マイヤー プロフィール