William Eggleston:
The Democratic Forest

Steidl; Slp版, 2015

William Eggleston(ウィリアム・エグルストン)


ウィリアム・エグルストン(1939-)は、シリアス・カラーの父と呼ばれて広く尊敬されている米国人写真家です。大型カメラを使ったシャープ・フォーカスで色彩豊かなカラー写真で、アメリカ南部土着の風景や人々の生活を感傷的に撮影しています。多くの人は彼の作品の中にアメリカの原風景の残り香を見出し共感してきました。

本書は、"Chromes"(2011年刊)、"Los Alamos Revisited"(2012年刊)に続く、過去のキャリアを再評価するプロジェクトです。今回は1989年に刊行された"The Democratic Forest"に改めて取り組んだ野心的にプロジェクト。1980年代に撮影された約1000点以上の写真からセレクションされた作品が10冊に編集されています。
最初の本は、ヴィジュアル序文としてルイジアナから始まります。その後、彼の地元メンフィス、テネシーから、ダラス、ピッツバーグ、マイアミ、ボストン、ケンタッキーの牧草地。そして遠くはベルリンの壁までの旅が続きます。最終的には再び米国南部の小さな町に戻り、綿花畑、シャイローの南北戦争の戦場跡、 テネシー出身の大統領アンドリュー・ジャクソンの故郷へと連なります。
本書のタイトル"The Democratic Forest"は、彼の民主的なヴィジョンを示唆しています。彼は高尚な主題に対するのと同様の複雑さと重要性をもって、非常にありふれたものにも取り組むのです。いままで一部しか発表されなかった本プロジェクトの3年にもおよぶ徹底的な編集は、このような大規模の本でないとエグルストンの大きな業績を提示できないという信念により導かれています。

ハードカバー: 1328ページ 10分冊、サイズ40.1 x 27.1 x 39 cm、
多数の画像を収録。

ウィリアム・エグルストン プロフィール