What's Wrong With Redistribution?

Walther Konig, 2016

Wolfgang Tillmans(ヴォルフガング・ティルマンス)


ヴォルフガンク・ティルマンス(1968-)は、国際的に活躍している欧州で最も高く評価されているドイツ出身のアーティストです。2000年に、現代アート系の英国ターナー賞、2015年には写真界で権威あるハッセルブラッド国際写真賞を受賞しています。また日本では、2015年に大阪の国立国際美術館で大規模な個展「Your Body is Yours」を開催しました。

ティルマンスは額装にこだわらない様々な作品展示方法を行うことで知られています。 様々なサイズの写真を、テープやクリップで壁面に直接貼り付けるアプローチなどは一種のインスタレーションに近いものだと理解されています。また2005年からは、テーブルを用いた作品展示の「Truth Study Center」というプロジェクトに取り組んでいます。これは、彼がデザインした木製テーブルの上に写真プリント、新聞、雑誌、広告などの雑多な印刷物を配置したり、重ねたりする一種のコラージュ的作品です。

本書は同プロジェクトが目指す表現の範囲と複雑さを初めて明らかにするものです。エッセーはトム・マクドナウ(Tom McDonough)氏が担当。ティルマンスの同作を、ハンナ・ヘッヒ(Hannah Hoch)から、ロバート・ラウシェンバーグ(Robert Rauschenberg)へと連なる20世紀美術のコラージュの流れの中で評価しています。


ハードカバー: 320ページ、サイズ 24.8 x 3.5 x 29.2 cm、

多数の図版を収録。

ヴォルフガンク・ティルマンス プロフィール