Lartigue: Life in Color

Harry N. Abrams, 2016

Jacques-Henri Lartigue(ラルティーグ


ジャック=アンリ・ラルティーグ(1894-1986)は、天才アマチュアとして知られるフランス人写真家です。彼はスピード感や動きのあるスナップショット的な手法でフランスの裕福な家族や友人の日常生活を撮影。1960年代の中頃まで全くの無名でしたが、1963年にニューヨーク近代美術館で初個展が開かれ、ライフ誌に特集が組まれてから脚光を浴びるようになります。1970年にリチャード・アベドンが 写真集“世紀の日記(Diary of a century)”を編集して、ベルエポック時代のノスタルジーを伝える自由な表現がアメリカで高く評価されました。
ラルティーグはモノクロのスナップ・ショットが有名ですが、カラー写真にも積極的に取り組んでいました。10~20代から、フランスのリュミエール兄弟により開発された初期カラー写真のオートクローム・プロセスの実験を行っています。また1940年代後半からコダック製リバーサル・フィルムのエクタクロームを利用しています。

本書では、1912~1983年までに撮影された極めて新鮮なカラー作品を本格的に紹介。フランスの郊外風景、彼の生活の中の女性たち、パブロ・ピカソやフェデリコ・フェリーニなどの有名人、バカンスでの旅でのスナップなどが収録されています。ラルティーグは"私にとって、人生とカラーは分けることができない。私は常に画家だった。人生のすべてを画家の眼で見ていた"と語っていました。彼が優れた色彩感覚を持っていた事実に気付かせてくれる1冊です。

ハードカバー: 168ページ、サイズ 23.5 x 2.5 x 25.4 cm、
約107点のから図版を収録。

ジャック=アンリ・ラルティーグ プロフィール