Sarah Moon: Now and Then

Kehrer Verlag Heidelberg, 2016

Sarah Moon(サラ・ムーン)


サラ・ムーンは(1940-)は、フランス出身のファッション写真家、本名はマリエル・アダング(Marielle Hadengue)です。 アートスクールで学んだ後、1960年代にパリで売れっ子のファッションモデルとして活躍。1968年ごろから写真に興味を持ちはじめ、その後にモデルから写真家に転身します。
彼女が初めて行ったのはキャシャレルのキャンペーンです。その後は、ディオール、シャネル、コム・デ・ギャルソン、クリスチャン・ラクロアなどの広告を撮影。有名なピレリー・カレンダーを撮影した最初の女性写真家でもあります。またヴォーグ、エル、ハーパース・バザーなどのエディトリアル・ページも手掛けています。
彼女のヴィジュアル世界はロマンチックかつメランコリックな雰囲気で、女性らしい繊細さを持っています。印象派絵画や抽象画を思わせるようなイメージ表現のスタイルは、ファッション、静物、風景、ポートレートでもあまり変わることがありません。 最近は彼女の作家性がアート界でも広く認められるようになり、国際写真センター(ニューヨーク)、ヨーロッパ写真美術館(パリ)などや、世界中のギャラリーで作品が展示されています。また彼女は映画撮影も行っており、代表作に“ミシシッピー・ワン”(1991年)があります。

本書は、ドイツ・ハンブルグのダイヒトーアホール美術館写真館(House of Photography of the Deichtorhallen)で、2015年11月~2016年2月に開催された展覧会に際して刊行。同展は、彼女の5本の映画作品と約350点の写真作品で彼女のキャリアを本格的に回顧しています。

ハードカバー: 244ページ。サイズ 23.5 x 2 x 20.9 cm、
約133点のカラー・モノクロ図版を収録。