Louise Dahl-Wolfe: A Style of Her Own

Aperture, 2016

Louise Dahl-Wolfe(ルイーズ・ダール-ウォルフ)


ルイーズ・ダール-ウォルフ(1895-1989)は、20世紀を代表する女性ファッション写真家です。デザインを学んだ後に、インテリア・デコレーターとして活躍。1930年代以降は写真に真剣に取り組むようになります。エドワード・スタイケンに見出され、1937年にニューヨーク近代美術館で作品が展示されます。
1935~1958年までハーパース・バザー誌で活躍。彼女の、陽気で健康的なアウトドアの女性は読者の支持を得ます。在任中の約20年にわたり有名編集者のダイアナ・ヴリーランドとともにファッション写真を改革していきます。彼女は、モデルのスタイルを強調するために自然光の有効利用し、エキゾティックな背景を使用するために遠隔地でのロケーションを初めて行った写真家の一人でもあります。またモデルの自然なポーズ作りも絶妙で、ライフスタイルを感じさせる、リラックスした、家庭的で、適度にエキゾチックな雰囲気を作り出していました。また将来性が未知であったカラー写真を30年代から手がけ、絵画のような色使いでファッション写真の新たな可能性を切り開いています。ダール-ウォルフの、構図、様式、色彩へのこだわったモダンな視点は、米国のヴィジュアル文化に変革をもたらすとともに、リチャード・アべドン、アーヴィング・ペン、ホルスト・P・ホルストなどに多大な影響を与えています。

本書は彼女の30年にも及ぶキャリアを本格的に回顧するものです。ファッション写真だけでなく、ポートレートやヌードの作品も含まれています。彼女の優れた業績はいまや再評価され、エドワード・スタイケン、ジョージ・ホイニンゲン-ヒューネ、アーウィン・ブルメンフェルド、マーティン・ムンカッチと同等の写真家と考えられています。関連写真集は長らく絶版でした。まさにファン待望の新刊です。

ハードカバー: 256ページ、サイズ 約21 X 28.5cm、
約134点の画像を収録。

ルイーズ・ダール-ウォルフ プロフィール