Marilyn Minter: Pretty/Dirty

Gregory R Miller & Co, 2015

Marilyn Minter(マリリン・ミンター


マリリン・ミンター(1948-)は、光沢のある超現実的な、絵画、写真、ヴィデオ作品で知られる米国人アーティストです。90年代、彼女の陽気なポルノ・ペインティング作品はフェミニストからは女性蔑視と批判され、アート界から締め出されていました。その後は、ファッションや広告写真からヒントを得て、高度消費社会における、欲望、官能、肉体不安の境界線を探求。いまでは、ミンターは私たちの文化における、女性の肉体と美しさに関わる複雑で矛盾した感情を鮮やかに明らかにしていると評価されています。
巨大サイズの過剰に化粧された唇や目から、汚されたデザイナー・シューズまで、自らが“the feminine grotesque”と呼ぶこれら作品を通して現代社会の欲望パワーを厳しく批判しています。

本書は、ヒューストン現代美術館、デンバー現代美術館が企画して、2015~2016年にかけて全米美術館を巡回中の展覧会に際して刊行。同展では彼女の約40年にもおよぶキャリアを本格的に回顧しています。論争を巻き起こした初期作品から、最近の巨大サイズのフォト・リアリスティック作品までが含まれます。キュレーターのビル・アーニング(Bill Arning)、エリサ・アーサー(Elissa Auther)のエッセー、ミュージシャン、作家のリチャード・ヘル(Richard Hell)などのテキスト、アーティストのインタビューも収録。

ハードカバー: 176ページ、サイズ 24.9 x 2 x 27.4 cm、
約60点のカラー・モノクロ図版を収録。