Provoke: Between Protest and Performance: Photography in Japan 1960/1975

Steidl, 2016

Diane Dufour ほか(編集)


日本の写真雑誌「プロヴォーグ」は1968~1969年にかけて3冊が刊行されています。それらは抗議行動に関わる写真、先端表現、美術理論が一体化した、戦後のアーティストの創作活動の類まれな集大成だと評価されています。

本書は、アルベルティーナ美術館(ウィーン)やシカゴ美術館らの共同企画で、2016年から2017年にかけて欧米を巡回する展覧会に際して刊行。「プロヴォーグ」に焦点をあてた企画は世界初で、同展ではこの雑誌の複雑な起源を調べて、それによって1960年代から1970年代にかけての日本で存在した写真傾向の代表的な断面図を探求。当時の日本で最も影響力を持っていた写真家の森山大道、高梨豊、東松照明、荒木経惟、中平卓馬、評論家の多木浩二、詩人の岡田隆彦らを、約200点の図版や資料で関連付けて紹介しています。彼らの写真は、日本における戦争による社会崩壊と新しいアイデンティティ検索という歴史上の分岐点で、この時期に活発化した抗議運動とともに生まれてきました。これらのイメージは、政治的変化とともに、かつての美の一般的基準の刷新を提示するものでした。

ペーパーバック: 679ページ、サイズ 19.3 x 4.3 x 24.9 cm、
多数の図版を収録。