Invisible Man: Gordon Parks and Ralph Ellison in Harlem

Steidl, 2016

Gordon Parks(ゴードン・パークス)
Ralph Ellison(ラルフ・エリソン)


ゴードン・パークス(1912-2006)と、ラルフ・エリソン(1941-1994)は、アメリカのアートと文学を代表する人物として知られています。
パークスは、写真家、映画監督、ミュージシャンとして活躍。特にライフ誌で発表された、心に強く訴える、ヒューマニスト系のフォト・エッセーで知られています。
エリソンは、小説家、文芸評論家、音楽評論家、エッセイストとして活躍。1952年の小説「見えない人間」(Invisible Man)で、全米図書賞を受賞しています。

あまり知られていませんが、この有名な二人の作家は友人関係でした。ともに人種差別への視点を共有し、写真の持つコミュニケーションの可能性を信じており、二つのプロジェクトに取り組んでいます。1948年、グラフ雑誌の人気の高まりを利用して"Harlem Is Nowhere"を発表。人種差別と分離の社会的、経済的な影響に焦点を当てる手段として、スタッフと顧客を人種的に最初に統合したハーレムのラファルグ精神衛生クリニックを取り上げます。
1952年、二人はエリスンの「見えない人間」(Invisible Man)を告知するために"A Man Becomes Invisible"を制作しライフ誌8月25日号に発表します。これらは、戦後アメリカにおける黒人の経験を可視化することを目的にハーレムを中心地として制作されています。残念ながら二人が取り組んだ二つのプロジェクトは、最初に企画された形で発表されることはありませんでした。

本書は、この幻のプロジェクトの全貌を初めて紹介するものです。現存する写真とテキストを初めて再結合させることで実現。パークスの未発表写真、エリソンによる未発表の原稿も含まれます。2016年8月にかけてシカゴ美術館で開催された展覧会に際して刊行されました。 ハードカバー: 165ページ、サイズ ハードカバー: 165ページ、約79点の図版を収録。