Ed van der Elsken: Camera in Love

Prestel, 2017

Ed van der Elsken(エド・ヴァン・デル・エルスケン)


エド・ヴァン・デル・エルスケン(1925-1990)は、20世紀オランダを代表するストリート・フォトグラファーで映画制作者です。彼は大胆で型破りな撮影スタイルで知られており、常に被写体とのパーソナルな関係の構築を心掛けていました。また時には陽気なアート・ディレクターのように演出を行って撮影することもありました。
代表作は"Love on the Left Bank"(1956年)、"Jazz"(1959年)、"Sweet Life"(1966年)など。いまでは、彼の全作品は、伝説的写真家のロバート・フランクやウィリアム・クラインと並んで高い評価を受けています。

本書は、2017年にオランダのアムステルダム市立美術館(Stedelijk Museum Amsterdam)で開催された本格的回顧展に際して刊行。デビュー作の"Love on the Left Bank"から、キャリア後期の"Once Upon a Time"までの作品と、彼の人生を徹底的に探求する内容です。エッセーは、キュレーターのHripsimé Visser、David Campanyらが担当。エルスケンが、ウィージー、アンリ・カルチェ=ブレッソン、ロバート・キャパなどから受けた影響を紹介するとともに、彼の自信に満ち、伝統的でない自己表現スタイルが、20世紀後半に活躍するラリー・クラーク、ナン・ゴールディン、ウォルフガング・ティルマンスなどの評価に道を開いたと分析しています。

ハードカバー: 240ページ、サイズ 30.2 x 2.4 x 24.6 cm、カラー約50点、モノクロ約150点の図版を収録。