David Freund: Gas Stop

Steidl, 2017

David Freund(デヴィッド・フロイント)


デヴィッド・フロイント(1937-)は、ロチェスターのヴィジュアル・スタディーズ・ワークショップ(Visual Studies Workshop)を卒業。プラット・インスティテュート(Pratt Institute)と、ラマポ・カレッジ(Ramapo College)で教えていました。作品は、ニューヨーク近代美術館、ヒューストン美術館、フランス国立図書館、コーコラン美術館などに収蔵されています。

フロイントは、1978年~1981年にかけてアメリカのガス・ステーションの文化、建物、風景の分析を試みます。現在のような無人店舗とは違い、当時は係員による給油サービスが行われていました。それ以外にも、車両修理、飲み物、食べ物、公衆電話、地図、トイレ、娯楽など、様々なサービスや商品が提供される場所でした。フロイントは、客と店員の給油中やぶらぶらしている姿や、企業のサインやその地域独特の建物が走行中のドライバーに存在をアピールしているようなシーンをスナップ的に描写しています。本書収録写真を見て、多くの人は懐かしい思いを抱くのではないでしょうか。このプロジェクトの大きな目的は、20世紀アメリカの自動車文化を支えていた全国的ネットワークを表現することでした。フロイントは"私はガス・ステーションに横たわる数々のテーマ性に驚かされました。車で立ち寄るありきたりで写真映えしないと思われる場所です。しかし幾分忙しいステーションでも、そこにしばらくいるだけで予想外のトピックや多様なシーンを発見できるのです"と語っています。
本プロジェクトで、フロイントは全米40州を旅して約20万のガス・ステーションを撮影。いまや殆どが廃業しており、作品の中だけで存在しています。

ハードカバー: 636ページ、サイズ 29.5 x 13.2 x 34.3 cm、West、Midwest、North、Southの4分冊スリップケース入り、約574点の図版を収録。