Rineke Dijkstra: The Louisiana Book

Walther Konig; Reprint版, 2018

Rineke Dijkstra(リネケ・ダイクストラ


リネケ・ダイクストラ(1959-) は、オランダを代表する女性ポートレート写真家です。彼女は1990年代から写真やヴィデオで作品を制作し、現代ポートレート写真という新しいジャンルを作り上げてきました。彼女の大きなスケールで制作される、青春期の若者などの人生の様々な過渡期にいる人間のカラー・ポートレート作品は、 そのヴィジュアルの鋭さからレンブラント、フランス・ハルスなどオランダ肖像画の伝統を受け継いでいると評価されています。 2012年には、ニューヨーク・グッゲンハイム美術館、サンフランシスコ現代美術館で大規模な回顧展"Rineke Dijkstra: A Retrospective"が開催されています。

本書は、デンマークのルイジアナ近代美術館で2017年に開催されたダイクストラの約20年のキャリアを回顧する展覧会に際して刊行されています。 各地のビーチで海と空を背景に水着の10代を撮影した"Beach Portraits" (1992-2002)など、代表的なシリーズを収録。 また専門家による年代順の全作品の読みやすいエッセーでは、彼女の作品制作方法の情報を提供し、アート性の展開を議論しています。
彼女は、“私が固まったアイデアを持って誰かを撮影することはありません。もちろん、背景や光は意識します。しかし人に関しては先入観を持ちません。 また多くの指示を出すことも好みません。私にとって、被写体のポーズは無意識で自然に生まれてくるのが重要なのです”と語っています。

ハードカバー: 328ページ、サイズ 25.1 x 3.3 x 32.5 cm、
約231点の図版を収録。