■Artist's Story■
ジェフ・ウォール
WALL, Jeff
1946-



"Jeff Wall"


"Jeff Wall: Catalogue Raisonne 1978-2004"


 


絵画のような物語性を持った作品はタブロー写真とも呼ばれています。
カナダ出身のジェフ・ウォールはこの分野の代表作家で、美術史の知識を駆使して現代生活に潜む不安などをテーマにした写真作品を制作しています。彼は大学で美術史を専攻した後、1970年代からコンセプト重視の写真作品制作を開始します。1977年頃から慎重に構図が計算されたチバクローム・カラー作品に取り組み始め、1978年には広告のメッセージ性を意識して、破壊された空間を描写した"The Destroyed Room"を制作しています。彼の作品の特徴は大判カラースライドを巨大なアルミ製のライトボックスに装着して照らし出すという展示方法です。この手法で、絵画と写真の両方の性質を兼ね備えた独自の世界を作り出しています。1991年にデジタル技法を制作テクニックに取り入れ、1996年からは大判のモノクロ写真にも取り組んでいます。代表作には葛飾北斎の作品に影響受けた"A Sudden Gust of Wind"(1993)、"Milk"(1984)、"Tran Duc Van"( 1988-2003)などがあります。
作家がイメージしたシーンを再現するのに多大な時間と労力がかかるので、1作品完成までには1週間から数ヶ月も時間をかかることでも知られています。写真表現を現代アート分野に広げた代表作家でもあります。

2005年にはロンドンのテート・モダンで回顧展、2007年にはニューヨーク近代美術館を皮切りに全米を巡回する大規模な回顧展が開催されています。日本では1997年にロサンゼルス現代美術館企画の個展の国際巡回展が水戸芸術館で開催されています。


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