■Artist's Story■
ウィリアム・クライン |
KLEIN, William
1928- |
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1956年パリで発刊された写真史上有名な"ニューヨーク"は ヴォーグを発行するコンデナスト社が撮影を支援しています。
この写真集は1957年フランスのナダール新人賞受賞まで世間でまったく注目されませんでした。 この本の中でクラインは個人的な視点を全面にだし、ブレ、ボケ、アレなど従
来の写真のタブーを破った大胆な方法で日常のニューヨーク・シーンを表現しています。彼のスタイルはその後多くの写真家に影響を与えることになります。
ロバート・フランクの写真集"アメリカ人"とともに、クラインの登場が写真を社会との関わりから切り離し、アート作品になる可能性があるパーソナルな表現としたのです。 彼のファッション写真も画期的でした。自由なフレーミング、広角レンズの 実験、マルチフラッシュなどで現在につながるアンチ・ファッション的のイメージを制作しました。写真のアイデアが優先、服は2次的という手法は従来になく、
正当でないものをイメージに取り込む発想はその後、ニュートンやベイリーに受け継がれていきます 1965年から1978年までは写真撮影を止め、映画製作に専念しています。 "ミスターフリーダム"(1967年)、"モハメド・アリ・ザ・グレーテスト"(1964-1974年)、"モデルカップル"(1976年)などで知られています。 80年代に写真活動を再開して以来、日本をはじめ世界各地で写真展が行われる一方、1987年にはフランス政府より写真グランプリを受賞しています。
画家、写真家、映画製作者と非常に活動が多彩で作家としてのカテゴリーわけが難しく、またパリのアメリカ人であることからクラインはアメリカでの評価は高くありませんでした。
実際、写真集"ニューヨーク"のオリジナル版、再版とも米国では発刊されていません。 |