■Artist's Story■
アンリ・カルティエ=ブレッソン
CARTIER-BRESSON, Henri
1908-2004


"The Decisive Moment"


"Here and Now"


"The Modern Century"


"Walker Evans & Henri Cartier-Bresson.
Photograph America"


"Scrap Book"


"An Inner Silence"


"the Man, the Image and the World"


"City and Landscapes"


"Europeans"


"A Propos De Paris"


"Henri Cartier-Bresson and the Artless Art"


"Tete a Tete"


"Mexican Notebooks 1934-1964"

 


アンリ・カルティエ=ブレッソンは1908年8月22日フランスのセーヌ・エ・マルヌのシャントルーで織物製造業の家に生まれます。しかし彼は家業が好きでなくパリの学校を卒業後、キュービズムの画家アンドレ・ロートに絵画を習います。 短期間英国ケンブリッジ大学に留学後、軍隊で1年間過ごします。

1930年頃からマン・レイアジェアンドレ・ケルテスの影響を受け写真に取り組むようになりますが、アフリカ旅行に行くまでは彼の主な関心は絵画でした。
しかしそのアフリカ旅行での強烈な体験で、彼は世界の痕跡を素早く記録する道具が必要だと実感します。決定的瞬間を追い求めるカルティエ=ブレッソンの原点がここにあります。そして1932年にその道具に出合います。コンパクトな35mmのライカ・カメラです。その後の彼の活躍は凄まじいものがあります。彼の優れた写真は単なる街角のレポルタージュを越え、現実ではなかなか視覚できないイメージを見事に捉えています。彼の30年代の作品は写真のクラシックとなり、40〜50年代にかけて多くの写真家に多大な影響を与えることになります。

その後も波乱の人生は続きます、1940年にはドイツ軍の捕虜となり3回の挑戦で脱獄に成功しています。 戦争後も世界の放浪の旅を続け、アメリカのニューヨーク近代美術館で彼が戦死したという誤報で準備されていた“追悼展”開催を聞き、 出展作品を追加したというエピソードも残っています。写真展"The Photographs of Catier-Bresson"は1947年2月に開催されています。

1947年にはロバート・キャパ、デヴィット・シーモアらとマグナム・フォト設立に参加、1970年代まで写真の分野で活躍を続けましたが、その後、絵画やデッサン 中心の生活を送るようになっています。

カルティエ=ブレッソンはカメラを被写体の動きとともに光景を構成して認識する目の延長と捉えています。その為彼のプリントは トリミングなしでネガ全体からプリントされるのが特徴になっています。

オリジナルプリントも人気が高く世界中の美術館でコレクションされています。30年代に撮影されたヴィンテージ・プリントは非常に 希少でオークションでも高値で落札されています。最近はモダンプリントでも、有名作品の値段は上昇気味です。

2003年パリに彼の作品を永久保存するアンリ・カルティエ=ブレッソン財団が設立されます。 2004年8月、95歳で亡くなりました。

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