■Artist's Story■
スティーブン・ショアー
SHORE, Stephen
1947-



"Factory:
Andy Warhol "


"Uncommon Places: The Complete Works (2015)"


"Survey"


WINSLOW ARIZONA


"From Galilee to
the Negev"


"Stephen Shore: The Hudson Valley"


"A Road Trip
Journal "


"Stephen Shore"


"The Nature of Photographs"


"American Surfaces"


"Uncommon Places: The Complete Works"


"The Nature of
Photographs"


"The Gardens at Giverny : A View of Monet's World"

 


消えゆくアメリカ原風景をシリアスなカラー作品で表現するスティーブン・ショアーは1947年ニューヨーク生まれです。 わずか6歳のときから写真や暗室作業を開始し、なんと14歳でニュ−ヨーク近代美術館エドワード・スタイケンに写真を購入されたそうです。 17歳でアンディ・ウォーホール とファクトリーの写真を撮影、その後連続写真に取り組みます。 1971年にはメトロポリタン美術館で写真家として初個展を開催した、 驚くべき早熟なキャリアの持ち主です。

1972年頃からにそれまではコマーシャルやファッション写真でしか使用されていなかったカラー写真での作品に取り組はじめます。 そして1972〜1973年にかけて、当時24歳のショアーはロバート・フランクの過程たどりながらニューヨークから全米の旅に出かけます。 “アメリカン・サーフェース”と名づけられた一連のフォト・ダイヤリーは写真によるロード・ムービーです。 旅行者の視点での米国探求の旅を目指して、彼は全ての街並み、ガソリンスタンド、ダイナー、モテルなど、毎日見たこと、行ったこと、出会った人をローライ35で淡々と記録していきます。 撮影コンセプトに忠実であろうとしたショアーは、当時の旅行者の例にならって数百ものフイルムロールをニュージャージーのコダックのラボに送付し現像、プリントを行ったそうです。 普通で何気ない一連のイメージは時に盛り上がりのないものの、アメリカ人が哀愁を感じるイメージが満載されています。

その後1973〜1979年にかけて北米各地を旅しての撮影を継続します。テーマはさらに絞り込まれ、 旅先で発見した原風景の残り香をもつアメリカン・シーンを大型8X10 ビューカメラでシャープ・フォーカスに撮影するようになります。
アメリカ土着の建築物と自然の原風景が互いに醸し出す微妙な感覚の表現はウォーカー・エバンス の写真に通じるものがあると言われます。 一連の作品はその後ライトギャラリーで発表されるとともに、1976年には若干30歳でニューヨーク近代美術館で個展を開催しています。 1982年には写真集"Uncommon Places"Aperture刊(2004年に完全版が発売されました、詳細はこちらでご覧いただけます) として出版されています。

彼はウィリアム・エグルストンとともにシリアスなニュー・カラーの代表作家と評価されています。 またカラー写真とビューカメラ人気復活の立役者にもなっています。
彼の一連のカラー作品は、現在活躍中のアンドレアス・グルスキートーマス・シュツルートなどのアーティストにも多大な影響を与えています。 現代アーティストのカラーによる巨大風景作品の原点がショアーの"Uncommon Places"シリーズといえるでしょう。
現在、作品は世界中の主要美術館で展示されるとともに、コレクションされています。1982年以来バート・カレッジの写真学部長を務めています。


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