2024-11-15

  

FOLIO

Note Note Editions, 2024

Viviane Sassen(ヴィヴィアン・サッセン)

ヴィヴィアン・サッセン(1972-)は、オランダのアムステルダム出身。彼女の写真は、エロティックかつシュールで瞑想的。カメラやモデルのセッティングや演出に特徴があり、モデルはときにまるで彫刻のように体を不自然な格好に曲げたり、顔を隠したり、独自のメークが施されます。ファッション写真とパーソナル・プロジェクトの両分野で活躍し、いまではアイデンティティ、ジェンダー、身体、人種、ファッション、環境までの、さまざまなテーマや主題を探求する印象的でダイナミックなイメージで国際的な評価を得ています。

本書は、サッセンのビジュアル・ランゲージ(視覚言語)の誕生を紹介する本です。ここでで紹介する写真はすべて、彼女が写真家としてのキャリアをスタートさせたばかりの1990年代半ばに撮影されたものです。自然発生的で個人的なアプローチを好むサッセンは、身の回りのものや環境を好んで被写体にします。これらの写真には、彼女が早くから取り入れてきた演出、フレーミング、遠近法のセンスが反映されています。彼女は、このようなアプローチによって、私たちが親しみを感じているあらゆるものの根底にある奇妙で不穏な側面を具現化することができるのです。 当初、この作品は本の出版プロジェクトとして構想されました。その後、写真家とNote Note Éditionとの出会いを経て、数年後に出版されることになりました。

ハードカバー : 80ページ、エディション1200、サイズ 21.4 x 3 x 26.6 cm、カラー図版41点を収録しています。



FOLIO : Viviane Sassen