2024-12-1
エグルストン作品が自身のオークション最高落札記録を更新!
エグルストン作品が自身のオークション最高落札記録を更新!
ウィリアム・エグルストン(1939-)の写真作品が、11月21日にクリスティーズ・ニューヨーク行われた「21st Century Evening Sale」で、彼のオークション最高額記録を更新して落札されました。
これは彼の作品の中でもいまや有名な「Untitled, c.1971-1974」。飛行機の中でカクテルを飲んでいるところを撮影した作品で、代表作ロス・アラモス・シリーズの収録作です。この写真は長らく見過ごされていて、約40年後に再発見された作品。初めて出版、展示されたのは2003年だったことが知られています。フレームサイズ60 x 44 in(約152 x 112 cm)、2012年制作のエディション1/2のピグメント・プリント、落札予想価格70~90万ドルのところ、手数料込み1,441,500ドル(@1ドル150円/約2.16億円)で落札されました。
本作は、2012年3月12日にクリスティーズ・ニューヨークで開催された、デジタル写真の価値基準を大きく変えた「Photographic Masterworks by William Eggleston Sold to Benefit the Eggleston Artistic Trust」で購入された作品。当時の落札価格は386,500ドルでした。所有期間12年で大きな値上がりとなりました。
エグルストンの大判サイズ写真が、現代アート表現の一部だと認識されている証拠だといえるでしょう。