まだ見ぬソール・ライター
THE UNSEEN SAUL LEITER

青幻舎, 2022

Saul Leiter(ソール・ライター)


ソール・ライター(1923-2013)は、米国ピッツバーク出身の写真家、画家です。2006年に、ニューヨークのハワード・グリーンバーグ・ギャラリーの写真展開催に際してドイツのシュタイデル社から初の本格的写真集"Saul Leiter:Early Color"が刊行。今では、数少ないモノクロとカラーの両分野の写真表現の発展に大きく貢献した写真家と高く評価されています。
日本では、2017年に東京のBunkamura ザ・ミュージアムで「ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展」が開催。ソール・ライター財団全面協力により制作された、完全日本オリジナル写真集"All about Saul Leiter/ソール・ライターのすべて"は、19刷という驚異のロングセラーになりました。同書には、初期のストリートフォト、広告写真、プライベートヌード、ぺインティングなど約200点とともに、アトリエ写真、愛用品などの資料も収録されていました。
彼の作品は、仕事としての「ファッション写真」、プライベートなモノクロ「ヌード写真」、そして「ストリート・フォト」に大きく分けられます。その中で、多くの写真ファンを魅了するのは、マンハッタンの自宅周辺で撮影された、美しいカラーの「ストリート・フォト」です。それらは都市の緊張感の追求ではなく、人ごみの中で人間が織り成す静寂の瞬間を紡ぎだしています。ソール・ライターは"何の変哲も無いものを写して、そのなかに“特別な何か"を見つけるのが好きなのです"と語っています。
現在、生前ソールと親交の深かったマーギット・アーブ(Margit Erb)と、マイケル・パリーロ(Michael Parillo)によりソール・ライター財団が運営されています。彼らは優先課題として、アトリエに無造作に遺されたままになっていた数万点に及ぶ膨大な数のカラースライドを、デジタル化する「スライド・プロジェクト」に取り組んできました。

本書は、そのプロジェクトの成果として発表されました。未公開スライドから厳選された「ストリート・フォト」76点を収録。世界6カ国語で同時刊行されます。

大型本 ‏: ‎160ページ、サイズ‎ 22.1 x 2.3 x 28.2 cm(大判A4サイズ)、
多数の図版を収録。

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