William Eggleston
The Outlands: Selected Works

David Zwirner Books, 2022

William Eggleston(ウィリアム・エグルストン)


ウィリアム・エグルストン(1939-)の「The Outlands」シリーズは、1969年から1974年にかけて撮影されました。彼は本作で、その後数十年にわたって展開し続ける、画期的なテーマを持つヴィジュアル表現を確立します。この作品では、アーティストのレンズを通して見た、神話的で進化し続けるアメリカ南部のシーンが提供されています。エグルストンの息を呑むような作品群には、鮮やかな色彩と米国特有の深いノスタルジア感覚が息づいています。彼がモチーフとした、看板や車、道端の風景を撮影した作品は、アメリカン・シーンを象徴するものとして、多くの世代の写真家に影響を与えました。それらは、広大な田園風景の中に停められた、ドアを開けたウッドパネルのステーションワゴン、ミシシッピ州サムナーの実家のムーディーな室内にいる彼の祖母などです。本書には最も印象的で忘れがたいイメージが綿密に選ばれています。これらは、エグルストンのダイナミックで実験的な活動を象徴している作品といえるでしょう。
コダクロームの鮮明な画像とディテール表現に加え、著名作家レイチェル・クシュナー(Rachel Kushner)による文学的でフィクションのテキストが、ディープ・サウスを旅するヒッチハイカーたちの物語を想像させます。ロバート・スリフキン(Robert Slifkin)による新しい研究は、エグルストン作品のアート史的意義を再考。彼は、マルセル・デュシャン、ダン・グラハム、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・スミッソンらの作品との親和性を提案しています。ウィリアム・エグルストン三世による序文では、この一連のイメージ・セレクションと配列の過程について重要な洞察を述べています。

ペーパーバック ‏ : ‎ 224ページ、サイズ ‎ 27.31 x 2.54 x 37.47 cm、「The Outlands」オリジナル版は、2021年にSteidl社から、‎約405点の未発表の図版を収録してハード版3巻セットで刊行。本書は、その中から約100点をセレクションしたものです。

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ウィリアム・エグルストン プロフィール